薪割りの名品キンドリングクラッカー(通称キンクラ)に迫る性能とハンマー付属というコスパの高さで人気の『awnec OUTDOOR(オウネックアウトドア)ウッドチョッパー』を試してみました。
ウッドチョッパーの本体は35㎝の薪を立てたときより若干低くコンパクトです。キンドリングクラッカーとほぼ同じ大きさで重量は2.6㎏と軽量でキャンプに持ち出しやすいですね。
製品名 | awnec ウッドチョッパー | ファイヤーサイド キンドリングクラッカー |
サイズ | 直径192mm×高さ310mm×Φ220mm | 直径190mm×高さ310mm |
重量 | 2.6kg | 4.8kg |
ハンマー | 付属 H320mm/重量:(約)1.72kg | 無し |
価格 | 7980円 | 14500円 |
全体に厚い粉体塗装が施されており安っぽさは全くありません。塗装がされていると濡れても錆びずノーメンテナンスなのが良いですね
体と同じロゴの入ったハンマーは単なるオマケ的なものではなく、デザインの統一感がありカッコ良いです。ハンマーヘッドは薪をたたくのに十分な重さと大きさを備え実用的です。
刃先は研がれておらず塗装に覆われていますが薪割りには全く影響ありません。刃と本体には炭素鋼を使用されておりフレームと刃のの接合溶接部分もキレイに仕上げられていて耐久性能も期待できそうです。
ベースのフチには滑り止めラバーが4つ取り付けられていて打撃による横ズレを防止され、細かい部分までアイデアが盛り込まれてます。
ホームセンターコメリで売っている中くらいの硬さの広葉樹(アカシア)の薪を割ってみます。地面がコンクリということもあり2~3回の打撃で簡単に薪が刃に食いつきました。あとはハンマーの重さを利用して叩くのみです。
薪を刃にうまく食いつかせることがやや難しかったですがハンマーで数回叩くだけであっけなく割れてしまうのはすごい威力。小学生低学年の子供でも中割りの薪を割ることができるほどです。
オノやナタで割るのは苦労する直径15㎝ほどの太割りを試してみます。
ハンマーの重さを利用して打撃のパワーを上げて叩くと難なく割れてしまいました。これはすごい、買ってよかった。薪の束に入っている太めの薪は敬遠していましたがウッドチョッパーを使って簡単に好みの太さにできるようになりました。
打ち損じても刃がリングでガードされているので安全に薪割りができます。
少し気になる点は草地や柔らかい土のサイトで樫など硬い薪を割ろうとすると多く叩いてもなかなか割れないことがあります。そのようなときは重めの合板などを敷いて使用したほうが良いですね。薪割りの安定感については本体重量のある本家キンクラに軍配があがります。
軽量かつコスパの高いawnec OUTDOORのウッドチョッパーはキャンプに持ち出すのに最高の薪割りギアでした。薪ストーブや焚き火の薪作りの必需品です。