ウルトラライト登山装備 ガイラインをダイニーマロープに交換する

登山用品をいろいろ揃えてたくさんのアイテムをザックに詰め込むのも楽しいものなのですが、登山の登りでザックが重いと想像以上にバテバテになってしまうのも困りもの。


特にテント泊では荷物が多いため軽量化を意識して装備を厳選していく必要があります。


荷物の軽量化を進めるうえでザックそのものの重量やテントやシュラフなどのデカめのアイテムを軽いものに買い換えるというのが非常に効果的なんですが、とりあえずコストのかからない小物から徐々に揃えていくという方法もあります。

あまりコストのかからない小物のなかで、ガイライン(ロープ)から軽量化をしてみたいと思います。

現在使っているガイライン

こちらリフレクティブタイプで非常に視認性が高く安価ですが、若干太く重めのロープです。

また、風にあおられるテントで使用していると自在の食い付きが弱くずれやすくいつのまにか緩んでいます。2m&自在8g×6本で合計48gになります。

買ってみたダイニーマガイライン

ライムカラーとブルーカラーの2色あり、ブルーを購入。

ダイニーマとは

ダイニーマ®の秘密
アビエントの 超強力超高分子量ポリエチレン(UHMwPE) 繊維はダイニーマ® というブランド名で、最大限の強度を最小限の重量で提供しています。可能な用途の数はほぼ無限です。
ダイニーマ® ファイバーは特許取得済みのゲル紡糸工程で生産されます。この工程で繊維は引き抜かれ、加熱され、伸ばされた後に冷却されます。伸長と紡糸により、分子が配列され、結晶化が向上し、密度は低下します。ダイニーマ®の分子チェーンは非常に長く、より効果的に荷重を重合体主鎖に移します。このため、代替製品に比べて同じ重量でもより強くなり、同じ強度でもより軽量になります。
ダイニーマ® ファイバーは同じ重量のスチールに比べて15倍強く、引張り強さは最高43 cN/dtexです。非常に優れた強度のほか、ダイニーマ®は切創耐性と耐摩擦性能も優れており、化学物質とUVに対する耐性も高くなっています。ダイニーマ®ファイバーは非常に軽いため水に浮くだけでなく、引張り応力も非常に高くなっています(ゆがみに対する耐性)。ダイニーマ®は50~6600 dtexの広範なタイターで利用できるため、数多くの用途に適しています。 dyneema.comより

釣り糸で使われるPEラインはダイニーマ繊維を撚って作られているものもあるので釣り人にはなじみ深い繊維です。ダイニーマロープは超軽量かつ超丈夫な繊維強度が高いため細くすることができるので装備の軽量化につながります。

今回12mほど購入しあわせて蓄光自在も購入しました。

購入したダイニーマロープはリフレクティブタイプではないので暗所においてはステルス性抜群になるため足を引っかける確率が高くなります。目印として暗闇で光る蓄光自在を使えばロープを張っている場所を特定できるため、引っ掛かけ防止になりますね。

夜光で光らせてみるとけっこう強力に光りますね。これは想定外です。

実施にロープに自在を通して組んでみました。

カッチリ止まる、超軽量、高強度とのことですが、素材はなんでしょう、ポリカーボネートっぽいですがちょっとわからないですね。他の小型自在よりこちらの形状の自在のほうがスライドしやすく確実に止まるので扱いやすいです。

重量は2m&自在で5g×6本 30gになり、前のロープと比べて18gほどの軽量化になりました。ほんの些細な軽量化ですがロープは雨水を含み重くなりがちなので実際は数値以上に軽量化されていると思います。

使い勝手が良くなり軽量化されロープをダイニーマに換装し大変自己満足のいくものとなりました。