snowpeak スノーピーク2019新製品のHOME&CAMPバーナーを購入。開封レビュー

スノーピークの2019新製品、HOME&CAMPバーナーを購入しました。

シルバー、カーキ、ブラックの3色展開。ブラックを購入。

カセットコンロのユニットが円筒形状に収納されるギミックがどのようなものか開梱前から楽しみです

まさに筒。これがカセットコンロであるというのは衝撃的ですらあります。
スタイリッシュな筒を前に、なにをどうすればカセットコンロの形になるのか、さっぱりわかりません。

とりあえず説明書を読んでみます。
なんとなく、一連の動きはわかりましたが、取説のスケッチと現物のイメージとの差があり、細かい部分の動作がイマイチよくわかりません。なので実際にいじくりながら展開していきたいと思います。

カバーを開くとガスボンベの収納部分にユニットが見事に収まっています。

次に、ゴトクの部分を手前に引き出します。

引き出したゴトクの部分を持って、本体との連結部を軸に270°ぐるっと回すとありますが、必ずプッシュピンのロックを押しながら回転させる必要があります。ロックピンが出たまま回転させると、ぶっ壊れます


こちらがプッシュピンロック部分です。
金色の突起を押し込んで、バーナーのユニットを回転させる必要がありますが、
突起を押さずに回転させてしまいますと、ロックピンがバーナー内部で横倒しになり、ロック機構が機能しなくなります。
これはロック機構の剛性が低い(プラパーツでサポートされている)ためですが
防止策として注意書きくらいはあってもいいとは思いました。

ロックが壊れた場合、デカいプラスねじを外し、横倒しになったロックピンを正常に組みなおす必要がありますので面倒です。

正常に回転させると、反対側のロックピン穴にはまりカチっと音がするので、そっとテーブルに置きます。

ここまでくれば完成したも同然、あとはゴトクを開くのみです。
バーナーヘッド下からボンベまで続くブロンズのパーツは「ヒートパネル」です。燃焼の熱をボンベに伝え出力低下を防ぐためのものです。

ゴトクを開くとバーナーヘッドのストッパーで止まるしくみ。

ユニットを展開した状態。カセットコンロの常識を打ち破るカッコよろしいフォルムでございます。

さっそく点火してみます。
ゆっくりとツマミを回すとなんのストレスもなく一発で着火。
ボーーと直上に上がる炎は驚くほど静かな燃焼音。

カセットコンロのバーナーヘッドはガスの噴出穴が外側に向き、炎が広がり易い形状ですが、 HOME&CAMPバーナーのヘッドはガス噴出穴が内向きになっており、風に強い仕様です。

試しに風を当ててみましたが、炎が横になびくだけで、全てのガス穴から炎が出ている状態でした。多少の風ならば風防がなくても問題ないでしょう。

ちなみに、ユニフレームの焚火テーブルに置いた時のサイズ感。
 

まっすぐに置くとゴトクの足がギリギリになるので、少し斜めに置くと良い感じ

3本足ゴトクで不安定そうに見えますが、3本のうちの本体側の1本はクッカーと接触する部分が2本あり、実質4本ゴトク並みの安定感があります。

ニトリの19㎝ダッチオーブンなどは全然余裕でしたが、20㎝以上のダッチとなると、鍋とボンベが近くなるので注意ですね。

収納は組み立てと逆の動作を行うだけです。まずはゴトクをたたみ、

ピンを押し込んでから回し始めてもとの位置にもどします

なんどもいいますが、プッシュピンの解除を忘れて回すとぶっ壊れるので注意です。

もとのコンパクトな収納サイズに収まりました。

多少の手間はかかりますが、ここまでスマートな収納形態になるカセットコンロはいままで存在しませんでした。

ただ単にコンパクトなカセットコンロはありましたが、安定感や操作性などを犠牲にして使い勝手があまりよくないものがほとんどでした。

HOME&CAMPバーナーは使い勝手を犠牲にすることなく見事にコンパクト収納を実現しているカセットコンロと感じました