コロナの影響や上高地を震源地とした地震による影響による登山自粛のなかで、登山に行けないストレスをショッピングで解消するという日々が続いていましたが、このたび登山靴をスポルティバ・トラバースX5に買い換えてようやく低山に出かけることができました。
トラバースX5の国内販売価格はどういうわけか約3万円と割高ですが、海外通販のトレッキンでは約2万円と、1万円ほど安く買うことができました。※海外からの個人輸入なので関税かかりますがそれでも国内価格よりも安いです。
通販で登山靴を買うというのは試し履きや交換ができないため足型に合わないといった失敗がちょっと怖いですがサイズとワイズが適正であれば大きな失敗はないはず。
つま先はソールから上のほうまでラバーで覆われているため、岩からのダメージを防ぐことができます。岩稜帯を歩く場合このラバーがあると足先が岩にヒットしても防御力が高いのでだいぶ安心ですね。GTXの名の通りゴアテックスブーティ搭載のため完全防水です。でもまあ、防水とはいえナイロン生地を伝っての浸水もありえるので雨天時はレインスパッツを装着したほうがよさそうです。
トラバースX5は見た目はハイカットのトレッキングブーツですが、アプローチシューズという分類なのでソールや内部のクッションが薄めです。トレッキングシューズと比較すると軽量化のためか若干薄めにできているようです。
かかとのホールド性を向上させるSTBコントロールシステムとくるぶしの動作をさまたげない3Dフレックスシステムを搭載。これはフィット感を向上させ靴擦れの軽減やハイカットで岩稜帯などの不整地で、足首をグネる感じが少なるため疲労を軽減してくれる効果があります。
純正ソールはよくあるフツーのウレタン製です。初期のクッション性やフィット感は純正なだけあり良いです。ですがウレタンのソールはヘタリも早いので別のものに交換したほうがよいのかもしれません。
ソールはハイグリップで定評のあるのビブラムメガグリップソール。インパクトブレーキシステムにより下りでの安定感抜群とのこと。
メガグリップソールは明らかにグリップが強い感じがあり、濡れた岩場の下りなどでは安心感が違います。岩稜帯だけでなくぬかるんだ道では泥がソールにこびり付きにくい感じがあるので低山においても歩きやすく快適でした。とはいえ、グリップ力は摩耗により低下していくので過信は禁物ですね。
ソールは薄めなのでクッション性は高くはない印象、長時間の歩行で足裏が痛くなりやすいです。また、靴紐をきつめに結ぶと甲やくるぶしが痛くなりやすいです。厚めのトレッキングソックスを履いたほうが良いのかもしれません。
馴染んでいない部分もありますが履き心地は軽快そのもの。見た目もカッコいいのでかなり気に入りました。今年はこの靴で北アルプスに行けるかな~?