中華ブランドの格安ワンポールテントは冬キャンプの使用に耐えうるか試し張りしてみた。

薪ストーブを使ったソロキャンプでちょうど良さげな中華ブランドのワンポールテントを買ってみました。天候が優れず届いてから3か月ほど放置していましたがだいぶ積雪も収まってきたので試し張りをしてきました。

届いて開梱してみたところ、商品画像に掲載されていたテントの画像とロゴが違うことに気が付きました。届いた商品が違うとかロゴの読み方が全く不明な点は中華ブランドあるあるですね。極度にダサすぎるロゴでもなく返品するのもメンドウなのでそのまま使うことにします。

カタログスペック上の設営サイズは高さ220㎝×フロア対角400㎝と薪ストを入れたソロキャンプで私的にジャストなサイズ感ということと、ポリエステル生地なのでTCより軽くメンテナンスが楽という点が優れてます。

また、仮に穴が開いたり破れたとしてもダメージの少ない価格という点で購入しました。

試し張りの際には念のため、フィールドアの高さ調整可能なガッチリしたポールを持ってきました。

テント本体と220㎝のアルミポール1本、ペグセットと煙突ポート用の耐熱シートが同梱されていました。取説や設置用のペグ打ち位置のガイドキットがないため設営は少々てこずるかもしれません。

インナーテントは付属していないため、別で用意する必要があります。

どう設営してよいのかよくわからないのでとりあえず広げて適当にペグダウンしてみました。

同梱されているペグは20センチないくらいの貧弱なアルミペグなので雪でドロドロになった地面では固定が甘く全く役に立たないレベルです。より固定力の高い長めのペグに交換する必要があります。

念のためプラペグを持ってきていたのでそちらでペグダウンします。

テントのペグに引っ掛けるロープは約2mmほどと幕体の大きさ対して強度的に弱い感じがします。あとで3mm以上のロープに交換しておいたほうが良さげ。

とりあえずポールを入れて立ててみました。ペグ打ちの位置がわからず微調整必要でしたがここまでで10分かかりません。ワンポールテントは設営が簡単で良いですね。見た目も悪くありません。

生地がペラくて強い風が吹くと全体的にバタバタしがちになります。もうちょいきれいにピン張りできればかなりの耐風性はあると思います。

冬キャンプに対応したスノースカート付きのため足下からの隙間風の侵入がなく暖かいです。

このテントは2か所に出入り口があるため、風向きによって出入り口を変えることができ人の出入りはもちろんのことキャンプギアの搬入や設置もしやすく、テント内の換気にも使えて良さげですね。

ポール長さ220㎝ありセンター付近は立ったままウロウロでき、出入り口も大きくかがむことなく出入りできるので、結露した生地が体に触れることがなくかなり快適な広さ。

フロア対角長400㎝もあるためインナーテントを入れてのカンガルースタイルや薪ストーブなどの暖房器具を入れてソロで贅沢2人でジャストなサイズ感です。ソロキャンプや父子キャンプで使うため私的に理想的なサイズ感で満足しました。

天井付近には2か所のベンチレーターが設置されており、サイドの出入り口とあわせてかなり効果的な換気ができそうです。

価格を考慮すると仕方ありませんが、かなり縫製が雑でそこらじゅうに糸がはみ出ています。
でもまあ雨がしみてくるということもなく普通に使えるので私的にはあまり気になりません。

薪ストをテントにインストールするうえで1つの壁となるのが煙突出しですが、ポート付きなので簡単に薪ストを設置可能です。

取り外し可能な付属の銀色のシートは耐熱性の高い生地でできており、煙突の大きさに合わせて穴を開けて使用します。ただし、熱量の大きな大型の薪ストやガンガン燃やすと煙突の温度が上がり生地が焼けてしまうこともあるので注意です。

ぐちゃぐちゃの地面の雪中キャンプでメンドウなのが撤収ですが、濡れたり汚れたりしたテントなどは付属の収納ケースに戻さずに大き目のビニール袋やトートバッグにバサっと放り込んで持ち帰り自宅で乾燥後に収納するとよいです。

ペグループの強度が弱いことと付属のペグが小さいなどの気になる点は少々ありましたが天候が良くてペグがよく効くキャンプ場で使用するには箱出しで使用できるほどの良品でした。インナーは別に用意する必要はありますが約15000円のテントとしてはで十分なクオリティでしょう。

今回購入したテントは2サイズあり、スノースカートアリとナシのタイプが選べます。

画像出典:Amazon

冬キャンプで薪ストをインストールして使うにはスノースカートありのT2のLサイズがおススメです。