子供と行く佐渡島1泊2日旅行記。2日目は『朱鷺の森公園』『大佐渡スカイライン』『佐渡金山』『尖閣湾』をめぐる。

快適に宿泊した「たびのホテル佐渡」を出発します。
天気の良い秋晴れの日に恵まれて旅を楽しめそうです。

たびのホテル佐渡<佐渡島>

今日は1日で「トキの森公園」「大佐渡スカイライン」「佐渡金山」「尖閣湾」の4か所をめぐる予定です。

「トキの森公園」

たびのホテル佐渡から「トキの森公園」までは車で20分ほどの距離。両津港からも20分程度で着きます。

条件がよければ水田地帯でエサをついばんだり飛んでいる野生のトキが見られるとのこと。

トキの森公園

佐渡市にある「トキの森公園」は朱鷺の生態を観察できる国内で唯一の施設。特別天然記念物の朱鷺を間近で見れるケージは一見の価値ありです。

トキの森公園

住所 〒952-0101 新潟県佐渡市新穂長畝383-2
電話番号 0259-22-4123
開館時間 午前8時30分~午後5時(入館締切 午後4時30分)
休館日 毎週月曜日(3月~11月までは無休)、年末年始
協力費 大人(高校生以上):1人400円
    小人(小中学生):1人100円

入場にはマスクを着用する必要がありましたので用意していきました。受付で購入することもできます。

ふれあいプラザではスタッフの方に羽ばたくトキの折り紙をいただきました。子供はすごく喜び気に入ってずっと持ち歩いていました。

ふれあいプラザの内部は巣を作るトキの姿を単眼鏡をのぞいて観察できます。リアルなトキを見れて感動します。

資料館のほうにもケージがあり、多くのトキが保護飼育されていました。黒やピンク色の外国のトキを飼育しているケージもありました。スタッフの方々の知識は素晴らしく、トキの天敵の話や繁殖の話などいろいろ聞くことができて楽しい時間を過ごすことができました。

トキの森公園はだいたい30分くらいでまわることができ、郵便局の出張所や売店ではここでしか買えないトキのお土産があるなど、子供と一緒に楽しめる観光スポットでした。

サドッキーと記念撮影して公園をでました。

大佐渡スカイライン

大佐渡スカイラインは佐渡の中心部と佐渡金山のある相川方面をつなぎ、標高900mほどまで登る展望の良い道路です。

めっちゃ道が悪いのかと思えばそうでもなく道幅も広めで走行しやすい感じでした。自衛隊の駐屯地が見えてきました。
駐屯地の向かいには佐渡市営平スキー場があり、夏季はキャンプ場として営業しているとのこと。

交流センター 白雲台

〒952-1211 新潟県佐渡市中興乙3534-158
0259-61-1172
10:00~16:00
11月中旬~4月中旬(ほか大佐渡スカイライン通行止め期間)

白雲台では食事もできますしお土産もあるので大佐渡スカイラインに来たら必ず立ち寄りたいおすすめスポットです。

白雲台からは加茂湖や両津を一望できてすごく景色が良いです。

山頂付近にはスカイライン入り口からずっと見えていた防衛省の通称ガメラレーダーや佐渡駐屯地のレーダー群が見えます。※望遠で撮影

サイっコーに天気が良くドライブを楽しみつつ佐渡金山方面に向かいます。
佐渡金山方面の道はクネクネ曲がり狭い箇所が多少ありましたので安全運転ですね。

佐渡金山

大佐渡スカイラインを下っていくと佐渡金山の駐車場が見えてきました。
2022年、「佐渡島(さど)の金山」が世界遺産に推薦されました。
世界遺産に登録されるとよいですね!

佐渡金山

佐渡金山は主に江戸時代に手堀りで採掘された「宗太夫坑」と、明治~平成まで稼働していた「道遊坑・道遊の割戸」の2つの坑道と資料館を見てまわることができます。

坑道入場料は各900円になりますが「宗太夫坑」と「道遊坑・道遊の割戸」の2坑道周遊コースセット料金だと1400円に割引されるので断然おすすめです。

コース  宗太夫坑道遊坑・道遊の割戸    アイランド・ミラージュ※要予約山師ツアー
※要予約
概要江戸時代に開削された手堀りの坑道跡、人形を展示明治時代に開削された
坑道跡、トロッコ、機械類をそのままの姿で保存
MRグラスを装着し坑道内を歩くツアー ガイド付きで真っ暗闇の坑道を本格的探検     
期間年中無休年中無休年中無休       4月~11月
大人料金900円
※2坑道周遊コース 1400円  
900円
※2坑道周遊コース 1400円  
3,000円2,400円
子供料金450円
※2坑道周遊コース 700円
450円
※2坑道周遊コース 700円
2,550円     1,200円※中学生以上
最終入場
ツアー開始時間 
17時(11月~3月は16時30分)17時(11月~3月は16時30分)9時、10時、11時、
14時、15時、16時
出発時間:10時、14時
※集合場所「受付窓口横

30℃近い気温でも坑道内は10℃程度で冷蔵庫内のように寒いです。夏でも長袖の上着を着ていったほうがよいですね。

アリの巣のように縦横無尽に掘られた「宗太夫坑」にはリアルなロボ人形が多数稼動しておりなかなか賑やかです。坑内の地下水の排出と換気まで全て人の手で行われていたなんてすごいですね。

トロッコ線路が敷設されたわりと近代的な道遊坑コース。ピーク時には年間約1,500 kgの金と約25 トンの銀を産出しアジア屈指の金銀山として栄えたそうです。

超有名な道遊の割戸を見に行ってきました。間近でみるとただの洞窟と崖。。山が真っ二つに割れている感じはよくわかりませんでした。

画像出典:さど観光ナビ

少し離れたところから見るとよくわかりますね。

資料館の第1展示室では佐渡金山絵巻に記録されていた江戸時代の金山の様子を再現した模型が展示されています。

佐渡金山に来たらやはりコレです。みんな大好き金塊取出し体験です。
手が入るほどの穴が開いたショーケースから時価9000万円!の金のインゴットを取り出せたら景品がもらえます!

お土産は金、金、金ずくしです。値段は普通なので安心してください。

坑道の散策などでけっこう歩き疲れたので金箔ソフトクリームや新潟名物の笹だんごを食べて回復。

画像出典:さど観光ナビ

後で知りましたが佐渡金山を出て海側に少し下ったところに、「北沢浮遊選鉱場」という遺跡のような廃墟があるとのこと。

ここはかつて金と他の石を選別するための巨大な施設跡で夜間はライトアップするときもあり、一見の価値があるとのことなのでぜひとも見ていきたいスポットです。

尖閣湾揚島遊園

佐渡金山から北方面の海沿いを走り尖閣湾揚島遊園に到着しました。

尖閣湾揚島遊園

尖閣湾揚島遊園は絶景好きならば1度は訪れたいスポットです。
公園内は尖閣湾を一望できる展望台やミニ水族館があり、海中をのぞける海中透視船に乗船することができ子供も大興奮でした。

営業時間
3月~4月  8:30~17:00
5月~10月 8:00~17:30
11月    8:30~17:00
12月~2月 8:30~16:30

入園料のみ
大人:550円
小児:280円
入園料&海中透視船乗船料
大人:1100円
小児: 550円

あげしま海カフェと売店。この建物の裏側が尖閣湾公園一帯になっており入場料を払い遊歩道を歩いていくと奇岩奇石の絶景が飛び込んできます。

めっちゃキレイな青い海に驚きです!

天気の良い日は尖閣湾の透明度の高い青い海を見れます。

海中透視船乗り場は断崖の下にある洞窟を抜けていきます。

船着き場の海水は透明度が高く遊泳するクロダイやメジナがはっきりと見えました。

15分程度待つとボートがやってきました。

波に揺られながら少し沖に出るとものすごい絶景が広がっていました。

15分程度の遊覧なのでほぼ船酔いすることはありませんが、ずっと海中をのぞき込んでいると気分が悪くなることもあるので、乗り物酔いしやすい体質の場はなるべく体が揺れないようにして遠くの景色を見ていると安心です。

ボートの速度が落ち、お魚鑑賞ポイントに到着するとデカいマダイやメジナがうようよ泳いでいるのが見えました。自然の海で水族館なみの魚影が見れるとは凄い光景です。尖閣湾一帯は磯マダイ釣りのメッカでもあるのでさすがの魚影の濃さです。

ミニ水族館ではアジのエサやり体験。池の鯉のごとくアジがオキアミをついばむ姿を間近にみることができます。公園内では小さな池に浮かべた「たらい船」に乗ってみたり、公園内の遊具で遊んだりと、けっこう長い時間遊んでいました。

時間があれば外海府をドライブして二つ亀を見て両津に戻りたいところですが、外海府まわりは道が狭く両津まで2時間以上かかるので、佐和田方面を抜けて帰路につくことにしました。

ジェットフォイルに乗船

帰りはジェットフォイルを利用しました。

ジェットフォイルに乗るのは生まれて初めてなので何気にワクワクしてます。

ジェットフォイルは航空機を製造するボーイング社で設計製造された水中翼船。

ウォータージェットエンジンと水中翼により海上から約1.5m浮上し、時速約80kmで高速で航行することができ、両津~新潟間を1時間で航行可能です。

座席や航行時の音などはまるで飛行機のよう。ほとんど揺れがなく快適でした。

まとめ

佐渡は観光スポットが多数あるためさながらアトラクションのように次へ次へと楽しむことができ、移動時間が苦手な子供も退屈していませんでした。ローソンを中心としたコンビニも数件ありレンタカーで島をめぐる際には大変便利でした。

子供も大人も楽しめる見どころスポット多数の佐渡旅行はおすすめです!

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