下山時の膝痛対策として非常に有効なトレッキングポールですが、
登りではザックにくくりつけておいて、下山時のみ使うという方も多いと
思います。
コンパクト収納のZ型カーボン製のトレッキングポールですと
重量負担が少なくザックからはみ出ない程度に収納できるため
日帰り登山などで使いやすいんです
レキやブラックダイヤモンドのカーボンZ型ポールはびっくりするほど高価。購入には思い切りが必要というもの。
そんななか、超軽量カーボン製のZ型ポールで良いものはないかと探してみたところ、
一流メーカーの半額程度で良さげなものを見つけましたので購入してみました
この製品は1本売りで、2本注文する必要がありますがそれでも安いです。
パイオニアという聞いたことがないメーカーのものでしたが
つくり自体はレキのマイクロバリオと酷似していましたので、
値段の割に使いやすそうだなというイメージです。
メッシュの収納袋が付いてきますが1本用なので2本入れられるケースを別途購入
汚れたポールでザックのポケットの内を汚さないためにもケースはあったほうが無難です。
継ぎ目のアルミ補強の精度が高いうえに内部の連結ロープのテンションが高いため、
思ったよりガタ感が少なく振りやすい。
連結時の剛性、ストッパーの固定力、各作動部のスムーズさ、満足のいくレベルです。
115㎝から最長135㎝まで調整可能。
下山時では長くする必要があるので軽くて長くできるポールは助かります
グリップはレキのサーモライトと似た形状。 様々な握り方に対応するロングタイプですね。
ほとんどの調節機能付きアルミZ型ポールは計ってみると2本で500gを超えるが
カーボンは持った瞬間軽っ!となる500g以下。長さ固定タイプはさらに軽い。
24ℓのBDボルトのサイドポケットに入れてみると、
このように非常にコンパクトに収まります
実際に低山で5回ほど使ってみましたがアルミと比べて軽さが際立ちます。
特に125㎝以上の長い設定で使うと、振った際にアルミでは重さが残るも
カーボンだとレスポンス良く振って歩けます。
耐久性の面では、地面を着いたときには若干のしなりや、
リバウンドを感じますがこれはアルミのZ型も同じですので
テレスコピック型よりも強度に劣るZ型では仕方がない部分はありますね。
ですが下山中終始グニャ感は感じず剛性を保ったままでしたので
安心して使うことができました。
2本で1万円弱のZ型カーボンポールはなかなか貴重な存在だと思います。