少し濡れたテトラについた海苔の上なんかではスパイク以外のソールはぬるぬる滑りまくり危険です。また、渡船に乗る際にはスパイクでなければ乗船させてくれない場合もあります。
黒鯛のウキフカセ釣りは堤防や磯場など滑りやすいフィールドに出かけることが多く、フローティングベストとスパイクソールは必修装備といえます
ソールのタイプ
フェルト、フェルトスパイク、スパイクフェルトなど、フェルト系のソールは歩きやすく比較的安価ですが、基本的にグリップ力が低いので過信は禁物。比較的フラットな磯やテトラまでですね。
ラバーソールは歩きやすく乾いた場所であれば最強レベルのグリップ力があります。ボートのフロアでも滑りにくいのが特徴。濡れた場所やコマセを踏んだりすると突然グリップを失うことがあるので注意です。
スパイクソールは新しい堤防の斜面や濡れた小石交じりのテトラなどではほとんどグリップしませんが、ような場所でも適度にグリップします。黒鯛釣りでは万能的に使えるスパイクソール一択といってもいいでしょう。
ソールを張替できるブーツやシューズ
マジックなどによりソールの交換が簡単なブーツやシューズについてですが、きちんと張れていればまず剥がれることがありません。ゴミやコマセなどで汚れが張り付け面に付着したまま張り替えると付かなくなることがあり危険です。
ソールを何回も張り替える頃になると、ラバーブーツ本体のほうも傷みが目立ってきます。釣り場まで歩く距離が長い場合はラバーブーツの傷みは激しいのでシューズを選ぶと良いでしょう。
スパイクを購入する際に気をつけること
安価なスパイクブーツ・シューズにありがちなトラブルは長期保管によるソール剥がれです。ソールのラバーや接着部分は湿気を吸って劣化していくため、保管期間が長いほどソール剥がれの心配はあります。釣り場でソールが剥がれるととんでもないことになるので注意です。
釣り用ではない安いスパイクブーツは画びょうのような形状のピンが埋め込まれており磯のようなハードな場所で使うとピンが抜けてしまいます。
ダイワ、シマノ、がまかつなどの釣り具メーカー製のソールはコの字型のピンが埋め込まれており抜けることがありません。スパイクの配置まで最適化されているのでおすすめです。
また、がまかつ・シマノ・ダイワといった釣り具メーカーの製品はソール剥がれ対策として、ソールが本体に縫い込まれて接着されていたりといったように工夫されているので安心できます。
スパイクブーツ
がまかつのスパイクソールはグリップ力に優れており、磯場では圧倒的な信頼感があります。脱ぎ履きしやすいサイドファスナー付きで機能性も高くなっています。
ダイワのネオブーツはサイドチャックを装備し脱ぎ履きしやすくなっています。ピンの数が少な目なのでグリップ力は若干落ちますが歩きやすくなっており堤防などでは快適です。
シマノのサーマルブーツはグリップ力に優れ耐久性が高いのが魅力。保温性が高くなっており寒い時期にも快適です。コスパに優れている最もおすすめできるブーツです。
スパイクシューズ
スパイクシューズは足へのフィット感が高く不整地での長時間の歩行で疲れにくくなっています。
また、ブーツと比べてラバーを使用していないため経年劣化の耐性が高くなっているのが魅力です。
防水ソックスを合わせて履くと快適です
シューズはどうしても濡れてしまうと浸水して不快ですが、防水ソックスを履くと濡れることがなくなります。シューズと合わせて履くことをおススメします。
インソールを入れておくと快適
黒鯛釣りでは磯やテトラで長時間立ちっぱなしということも珍しくなく、足裏が痛くなってしまうことがあるのでクッション性の高いインソールを入れておくと疲れにくくなります。クション性の高い厚めのインソールを入れる場合、1サイズUPのブーツを選ぶと良いでしょう。
まとめ
シューズやラバーブーツなど各メーカーから発売されていますが、サイズ感は微妙に違います。 店頭で実際に履いてみると良いでしょう。 おすすめはいつも履くサイズよりも0.5㎝~1㎝大き目を選ぶと良いです。ジャストサイズのブーツを履いて斜面でずっと立っていると足が靴の内部に当たり痛くなってきます。また、インソールの厚みでフィット感を調整できる余裕をもたせたほうが良いですね。