チタンペグ
鍛造スチール製のペグやステンレス製のペグは頑丈さとひきかえに重量が増してしまい、軽いアルミペグは強度的に弱いというデメリットがありました。
チタンペグはアルミペグとほぼ同等の軽さでありながら強度はステンレスや鍛造スチール並みという特徴があります。
大型の2ルームテントや2ポールシェルターなどでは 多くのペグを必要としますが、全て鍛造ペグで揃えた場合、かなりの重さになります。
チタンペグで揃えた場合、強度は落とさずに、大幅に装備を軽量化できるので
おすすめです。
左から2番目がチタンペグです。
黒いペグもはや説明不要のスノーピーク・ソリッドステーク30と40、赤いペグが村の鍛冶屋エリッゼステーク38。
プラペグやアルミペグでは刺さることすら難しい砂利混じりのサイトで最高クラスの貫通力を誇る鍛造ペグはとにかく重いのが弱点。
チタンペグと鍛造ペグの重量比
これは、鍛造ペグの3分の1に相当する重量で、実際手に持ってみると軽さに驚きます。
ペグの太さ比較
ソリステ30の半分以下の重量同じ強度で、
同じ貫通力、固定力なら
軽いに越したことがありません。太さを比べると
鍛造ペグと比べだいぶ細いです。
強度や固定力なんかを心配してしまいますが通常のキャンプサイトで使うぶんにはなんら問題ないですね。
チタンペグの弱点と思われるポイント
ヘッド部のフックは溶接で取り付けているので、ソリステのような1ピースペグほどの剛性はないと思われます。
ペグ抜きなどでフックの部分には強い力が加わることもあるので、簡単に取れてしまうようでは使い物にならないので、少々乱暴ではありますが試しにペグのフック部分をハンマーでぶっ叩いてみました。
ペグ打ちの要領でフック部分を5回叩く。
叩いた際の反動がすごいです。それだけで強度の高さがうかがい知れるほど。
少しくらい曲がるかな~?とも思いましたが、全くのノーダメージです。。
はっきりいってここまで丈夫だとは思いもよりませんでした。さすがチタン製。
溶接部の仕上げも丁寧で頑丈ですね。フィールドでガシガシ使える強度は間違いなくあります。
ただし、一度曲がったりしたチタンペグは素材の特性上、鍛造ペグのように曲げて元通りに直すことはできないかと思われます。
軽量化を視野にいれた場合、鍛造ペグと同等の貫通力と強度を有し、なおかつ非常に軽く、価格も鍛造ペグとほとんど変わらないので、はじめからチタンペグで揃えていくという考えもありますね。