ニトリのダッチオーブンをシーズニングする。オリーブオイルを塗って自宅のオーブンレンジで仕上げてみた

ニトリから発売されているリーズナブルなダッチオーブン、通称ニトダッチをシーズニングしてみました。

シーズニングとはダッチオーブンを空焚きし、新品状態で塗布してある防錆塗装を焼き切り、オリーブオイル等を塗って焼き付ける作業です。オリーブオイルをダッチオーブン表面になじませ焼き付けておくことで、焦げ付きやサビを軽減することができるようになるので、けっこう重要な作業になります

繰り返し使うことで油がしみ込んだダッチオーブンは焦げ付くことがなく、黒光りする「ブラックポット」へと成長していくといわれています。

約1年前に19㎝のニトダッチを購入し、ずっとキッチンの引き出しの中に入れておいたのでフタに油や水分が付着してシミやサビができてしまいましたがシーズニングをすれば目立たなくなるでしょう。

シーズニングはそれほど神経質になる作業でもないので、豪快にやってしまいます。ですけどヤケドしやすいので注意が必要ですね

まずは道具をそろえます。

右から、「オリーブオイル」「キッチンペーパー」「コンロ」「リッドリフター兼トング」「耐熱グローブ」。

道具を揃えたらダッチオーブンにお湯を注ぎ沸騰させ10分ほど待ちます。

こうすることでダッチオーブン内側の防錆塗装を浮かせてきれいにとりのぞくことができ、オリーブオイルがなじみやすくなります。

お湯を捨てて、40度程度のお湯ですすぎ洗いをします。

このとき洗剤を使って内側をゴシゴシよく洗いましょう。

お湯を張って煮立たせた内側は防錆塗装が取れて水をはじかなくなりなじんでいる状態が見て取れます。

こんどはダッチオーブンを空焼きして、全体の防錆塗装を完全に焼き切る作業になります。空焼きの際には煙がモクモク出ますから、できれば屋外で行うことが望ましいです。屋内で行う場合は換気扇を「強」にしましょう

コンロの火力を最大にして空焼きをします

モクモクと煙が立ち上るので屋外で行います。屋内でする場合は換気扇を「強」で回しますがそれでもキッチンが油臭くなります。

本体とフタを別々に熱し煙が出なくなればOKです。コンロから外し少し冷めたらオリーブオイルを全体に塗っていきます。

ダッチの表面はザラザラしているので、キッチンペーパーでこするとすぐにダマになってしまうのでポンポンたたいて塗っていったほうがいいかもしれませんね。タオルを使って塗り込むのも良いです

ここで野菜を投入し炒めると鉄臭さが抜けるとのことですが、やりません。面倒なこともありますがあまり効果がないような気がするからです。

一通り全体にオリーブオイルをしみこませたら、こんどはオーブンレンジで熱します。オーブンレンジを使うと時間と温度の管理が楽で長丁場になりがちなシーズニングも苦になりません。

180℃から200℃の比較的低温で数回に分けてオリーブオイルを焼き付けていきます。一気に過熱しないので煙たくなりにくいのがよいところ

小さいダッチなので加熱時間は30分くらいでもいいと思います。加熱完了したら、再度オイルを塗ってまた加熱します。

加熱されたダッチオーブンはチンチンに熱せられ熱くなっているので、耐熱グローブを着用して作業を行います。

この作業を3回ほど繰り返すとまんべんなくオイルが焼き付けられてシーズニング完了となります

黒光りしていい感じに仕上がっております。

十分に冷まし新聞紙にくるんで湿気にふれないようにしておきます

ダッチオーブンを運搬する用にダイソーでトートバッグを購入しました。

スタンダードトートバッグのSサイズでニトダッチの19㎝にジャストですね。

新聞紙にくるんだダッチオーブンをビニール袋で密閉しトートバッグに入れてみました。

ジャストサイズに収まっているのでフタがガチャガチャすることがないです

トートバッグは持ち手が厚く、底のほうまで補強がしてあるので、

ダッチオーブンを入れてもヤワい感じがなく安心して運搬できそうです


使い勝手の良い小さ目ダッチオーブンはキャンプで活躍してくれそうです。それにしても1500円ほどでダッチオーブンが買えてしまうとは、ニトリのコスパは最高です