シェルターのインナーテントや2人で登山テント泊に使える小型の3人用テントは使い勝手が良いためいつか欲しいなと思っていました。
カッコ良さげなニーモ・オーロラストーム3PかMSRのエリクサー3Pの購入か迷っていましたがグラウンドシートが付属していないぶん価格が安めのストームブレイク3を購入しました。ノースフェイスのテントは他のキャンパーさんとカブることが少ないためあるいみ目立ちます。
TheNorthFace Stormbreak3
ノースフェイス ストームブレイク3
カラー:アガベグリーン/アスファルトグレー
収納サイズ:56cm x 20cm
グラウンドシートについては純正のものは重くかさばるため、登山では持っていく気になりませんし、テントのボトムの厚みが68Dもあるのでよほどのことがない限り破れることはないため不要と判断しました。地面からの汚れを防ぐだけなら軽量で安いシートで十分です。
品名 | ノースフェイス ストームブレイク3 | ニーモ オーロラストーム3 | MSR エリクサー3 |
素材厚み | フライ:75D ボトム:68D | フライ:68D ボトム:68D | フライ:68D ボトム:70D |
広さ | 高さ117×長さ224cm×幅165cm | 高さ112㎝×長さ224cm×幅183cm | 高さ104㎝×長さ213cm×幅172cm |
最小重量 | 2690g | 2800g | 2660g |
特徴 | 価格が安め・グラウンドシート無し | 広い・グラウンドシート付属 | 高品質・グラウンドシート付属 |
価格 | 35000円 | 42900円 | 46200円 |
ストームブレイク3はイエローからカーキっぽい色にモデルチェンジしたようですが、国内にはあまり流通しておらず現時点では並行輸入にて購入するしかないためなかなか手に入りずらいのがネックです。
収納サイズはけっこう大き目。
右側の鉄の棒を曲げただけの付属ペグは長さ約18㎝、先端がとんがっていないため打ち込みにくそうです(草地ならば問題ないです)は重くて使い勝手よろしくありませんので、ひとまずジュラペグに交換しておきます。強度と耐久性の高いチタンペグが理想です。
左からフライシート、インナーテント、メインポール、サブポール、収納ケースです。
まずはインナーテントを広げて四隅をペグダウンします。一か所だけベルトが赤くなって目印になっているためテントの向きを確認しやすくなってます。
ストームブレークのボトム素材は68Dと非常に厚手で丈夫です。シームテープ処理してあるので防水性にも問題ありません。
ゴールドのメインポール2本とブラックのサブポール2本を伸ばします。
メインポールをインナーテントの四隅のハトメに差し込んでフックを掛けると自立します。ここらへんの工程ではまず間違えるということはないでしょう。
インナーテントを自立したらお次はブラックのサイドポールを取り付けます。
サイドポールのおかげでインナーテントの側壁が立ち上がり頭上空間が広くなります。内部は広々した感じになり圧迫感が少なくなります。
ここまで5分もかかりません。小さくて軽いテントは設営が簡単で良いですね。
フライシートにもインナーテント同様に一か所だけ赤いベルトになっているので、赤いベルトどうしの位置が合うようにフライシートをバサッとかぶせます。
フライシート内側上部にある4か所のハトメ穴をサイドポール端に差し込んで固定する方式ですが、画像のようにフライシートをめくり上げて作業したほうがよいでしょう。
フライシートの中間点の固定はメインポールにベルクロを巻く方式。簡単です。
フライシート四隅の固定はハトメ穴になってますがポールを抜く必要はなく、インナーテントとポールを少し持ち上げて裏側からポールの先端にはめ込むとよいでしょう。
フライシートをかぶせるととてもカッコ良いです。両側に出入り口と前室があるので3人用ですがけっこうデカく見えます。
インナーテント4隅とドアパネル用にペグを4本、サイド2本の計10本のペグ必要です。張り綱用の4本を合わせると計14本のペグがあると安心です。
ペグのサイズ的には適度に硬い地面ならば16㎝で十分ですが、緩めの草地など特にドアパネルなどのチャックで開閉してテンションのかかるようなポジションだと、16㎝だと少し抜けやすいような気がしました。ドアパネル固定用4本のみ20㎝ペグを使用すると安心です。
4か所に取り付けられていたロープセットはリフレクターなしですがすぐに実践投入しても問題ないようなけっこうしっかりめのものがついてました。長さはおそらく2mくらいかと思われます。
インナーのサイズは225㎝×165㎝と、3人用としてはわずかに広いというほどですがそのぶん軽量コンパクトなのが特徴です。2人で山でテント泊で使う場合には山岳ソロテント2つより1人あたりの重量は軽くなるので山でのテント泊にも対応できます。
贅沢ソロキャンプやシェルターのインナーテントにも使えるサイズ感です。
ストームブレイク3はハーフメッシュインナーでもともと通気性に優れていますが前後に出入り口がありフルオープンにもできるためめちゃ風通しが良いのが特徴。サイドフラップもまくって止めておけるので解放感があります。
トレッキングポールをつかってひさしを作れるのでちょっとした小雨や強い日差しを防いでリラックスすることもできます。画像は120㎝のトレッキングポールを使用してます。
ストームブレーク3の収納袋は大き目なのでフライシートとインナーテントはきっちりたたんで収納するよりも、あえて緩めにたたんで収納袋に突っ込み、こぶしで押し込んでコンプレッションするアメリカンな方式のほうがコンパクトに収納できます。
体重を乗せて空気を抜いていくと新品時のほぼ半分の大きさにまで小さくなります。
小さく収納するとポールが入らなくなるので、ポールバッグは別途用意したほうがよいでしょう。
ストームブレークは全体的に生地が厚く丈夫にできています。テントの扱いに不慣れな初心者が誤って破損してしまうといったリスクが少ない扱いやすいテントでした。コンパクトな3人対応のテントとしてはかなりおすすめできます。
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