2021年7月下旬、テント泊初心者の妻と2人で槍ヶ岳登山に行ったときの装備品と行程を備忘録的に記録してみました。
1日目にババ平にテント泊をして2日目に軽装で槍ヶ岳まで行って戻って来る予定でしたが、昼過ぎから雨予報のため途中で引き返しました。
装備品リストと重量
自分のザック装備リスト
種類 | 品名 | 重量 |
メインザック | グレゴリー コントゥア50 | 1900g |
サブザック | サレワ ウルトラトレイン18 | 339g |
シュラフ | モンベル ダウンハガー800♯2 | 710g |
シュラフケース | シートゥサミット eVent コンプレッション ドライサックS | 129g |
ピロー | モンベル | 60g |
マット | サーマレスト ネオエアーXライトショート | 230g |
電動ポンプ | フレックステイルギア タイニーポンプ | 97g |
マット | ニーモ スイッチバックショート | 300g |
テント | ノースフェイス ストームブレイク3 | 2900g |
設営具 | チタンネイルペグ12本 ダイニーマロープ1.8mm/2m4本 | 220g |
ストーブ | ソト ウインドマスターST-310フォーレックス仕様 MSR スタビライザー フリントライター ガス缶110 | 87g 34g 18g 210g |
クッカー | エバニュー チタンULクッカー2 エバニュー Ti570Cap エバニュー チタンカップ400FD | 115g 55g 50g |
カトラリー | モンベル スタックイン野箸 ゴーバイト DUO | 30g 22g |
水タンク | プラティパス ビッグジップ2ℓ | 160g |
ボトル | エディプラスボトル0.75ℓ ハイドレーションホースキット | 174g 70g |
浄水器 | カタダイン ビーフリー | 64g |
テーブル | カスケードワイルド ULテーブル | 60g |
ライト | ペツル アクティックコア | 90g |
レインウェア | 上:モンベル バーサライトジャケット 下:モンベル バーサライトパンツ グローブ:アクシーズクイングローブ グラナイトギア:スタッフサック♯1 | 280g |
ゲイター | ヘリテイジ ロングゲイター | 230g |
防寒着 | ノースフェイスRPベリーライトジャケット | 250g |
防寒着ケース | eVac ドライサック 3L | 42g |
アンダーウェア予備 | モンベル ジオラインクールメッシュ ×1 ファイントラック ボクサーパンツ×1 モンベル アンダー着替え women’s 合計 | 31g 35g 280g |
ソックス | インジンジ メリノライナーソックス×1 フィッツ ミディアムクルー×1 インジンジ メリノライナーwomen’s ×2 フィッツ ハイカークルー women’s ×1 | 54g 107g 50(100)g 95g |
着替え | パタゴニア キャプリーンTシャツ×1 アークテリクス パリセードショート CW-X タイツ ブラックダイヤモンド Tシャツ モンベル ラップショーツwomen’s CW-X タイツ | 120g 224g 185g 150g 230g 174g |
タオル類 | パックタオル パーソナル ハンド×2 パックタオル パーソナル フェイス×2 | 80(160)g 20(40)g |
サポーター | ザムスト JK1×2 | 47(94)g |
トイレキット | モンベルULMONOポーチM モンベル 携帯トイレ×1 エチケットジップ袋×5 防臭ゴミ袋 水ボトル ペーパー | 230g |
ファーストエイド | テープ、止血パッド、くすり各種 | 260g |
エマージェンシー | ホイッスル サバイバルシート フリントライター | 11g 49g 18g |
小物類 | ミレー・ヴァリエポーチ 虫よけ スキンベープ60 押すだけベープ30 日焼け止め 消毒液 体温計 ビオレU全身すっきりシート×2 サングラス 地図・コンパス 通常マスク 通気マスク | 117g 60g 35g 45g 60g 14g 92(184)g 52g 100g 30g |
モバイルバッテリー | 20000mAh×1 充電ケーブル・コンセント | 400g |
カメラ | カメラスペアバッテリー×2 GoPro9 スペアバッテリー×2 クリップマウント | 45(90)g 95g 37(74)g 63g |
ツールナイフ | レザーマン スクォートPS4 | 56g |
トレッキングポール | ネイチャーハイク カーボントレッキングポール120㎝ 2本 | 350g |
サンダル | ゼロシューズ ZトレイルEVA | 327g |
熊除けキット | 熊鈴 クマ除けペッパーマンスプレー クマ除け電子ホイッスル | 45g 156g |
簡易アイゼン | イワタニ アイ・トレック 4本爪 | 190g |
その他 | 車のカギ・財布 | 150g |
パッキングウェイト | 14.41kg |
妻のザック装備リスト
種類 | 品名 | |
メインザック | グレゴリー スタウト35 | 1270g |
サブザック | アークテリクス エアリオス15 | 580g |
シュラフ | イスカ エア280 | 570g |
マット | サーマレスト ネオエアーS | 250g |
食器 | フォッジルズ ボウル・プレート | 80g |
カトラリー | スノーピーク チタン モンベル モンベル スタックイン野箸 | 40g 16g |
ライト | ブラックダイヤモンド スポットライト200 | 58g |
レインウェア | モンベル USピークシェル モンベル レインダンサー | 297g 285g |
ゲイター | ノーブランド | 197g |
防寒具 | モンベル USスペリオダウンパーカ | 238g |
カメラ | パナソニックTX-1 ストラップ付 | 338g |
トレッキングポール | カーボントレッキングポール | 430g |
食料 | レトルトカレー×2 ナン パスタ×2 リゾット×2 粉ポカリ(1袋78g)×2 アミノバイタル(1袋5g) ブドウ糖タブレットなど行動食 | 約2500g |
水タンク | エバニュー 1.5ℓ | 36g |
その他 | 財布・コスメなど | 200g |
パッキングウェイト | 7.38kg |
メインザック・サブザック
夏の一人用のテント泊装備だと35ℓザックに収まりますが妻とテント泊用に3人用テントを持っていくために50ℓ(グレゴリー・コントゥア50)ザックを使用しました。また、翌日は軽装で槍ヶ岳までピストンの予定でしたので日帰り用のサブザック(サレワ・ウルトラトレイン18)を持っていきました。
妻用に用意した35ℓザック(グレゴリー・スタウト35)にサブザック(アークテリクス・エアリオス15)を外付け。
寝具
モンベルダウンハガー♯2(快適温度1℃・使用限界温度-4℃)、7月末のババ平で使うには暖かすぎてオーバースペックと感じますが掛け布団のようにすると快適でした。寒がりの人や標高の高い殺生ヒュッテテント場だと安心の保温性があります。
イスカエア280 (快適温度5℃・使用限界温度2℃) 。軽くコンパクトになり夏のババ平のテント泊で十分なスペック。モンベルダウンハガー♯3とほぼ同等の保温性です。シュラフは防水性の高いコンプレッションバッグに入れて圧縮して収納します。
岩の多いテント場で必修ともいえるクローズドセルマット。ゴツゴツした岩から尻を守るだけでなく濡れたベンチに敷いて休憩するときに使うなど必ずと言っていいほど持っていきます。クッション性と遮熱性が高く冬以外ならばこれ1枚で十分寝ることができます。
クローズドセルマットとは別にショートタイプのエアマットを持っていきます。非常に寝心地が良く翌日に疲れを残しません。エアマットに慣れていないテント泊初心者の妻は良く寝れなかったようです。
エアマットを膨らますポンプです。不必要かもしれませんがマットを膨らますのに息を吹き入れてしんどい思いをする必要がなく非常に楽。軽量コンパクトでたいした荷物にならないので持っていきます。※LEDランタン付きのものに買い替えました。
テント
ノースの3人用テントを妻と2人で使用。若干重いですがそれぞれソロテントを持っていくよりも軽くなりますし広くて過ごしやすい。
グラウンドシートは付属していませんでしたがボトムの生地が75Dと厚手なので不要でした。
通気性の高いメッシュタイプのインナーなので深夜や朝方など急激に気温が低下すると寒く感じることがあり夏専用といえます。
標高の高いテント場や風の強い稜線のテント場などではメッシュでないタイプのモンベルやアライ、プロモンテなどの山岳テントが適しています。
ババ平のトイレ・水場側のサイトは整地されていてペグもソコソコ効きますが、河原側のサイトは砂と岩だらけなので打ち込みにくいやらすぐ抜けるやら面倒です。アルミ系のペグは強引に打ち込むと簡単に曲がってしまうのでゴツめのチタンペグを使用します。張り綱は岩に巻き付けて固定。
調理器具
安定のウインドマスターを持っていきました。無印のリゾッタ1つ作るのに15分かかり110のガスが缶翌日の朝には空になってしまい持っていく食材の調理時間を気にするべきでした。1泊でも煮込み系の調理をすると消費が早いです。2人で2日間のテント泊だと250缶を持って行ったほうが容量的に安心です。
チタンクッカーにガスバーナーを収納。クッカーは計量目盛り付きのものが使いやすいですね。
カトラリーはコンビニのスプーンでもいいと思いますがやはりアウトドア用のものが頑丈で使いやすいですね。
テント泊で皿がいくつかあると使い勝手が良いです。 フォッジルズの折りたたみ食器をジップロックに入れて持っていきました。
浄水器・水タンク
上高地~ババ平までのルートは沢沿いのため浄水器を持っていれば飲み水はすぐに補給できるので予備の水を多く背負う必要がありません。
ババ平~槍ヶ岳のルートは始めは沢沿いのものの、グリーンバンド手前の水沢を最後に山荘まで水場はなくなるので1.5リットル以上入るタンクが必要になります。
水タンクとは別に粉ポカリなどを作って入れておける給水専用ボトルを用意しておくと便利です。
小物類
ライトやバッテリー系は防水性とクッション性を持つモンベルのプロテクションアクアペルに収納。山小屋での充電は1人あたりのコンセントの割り当てが1つなので複数のケーブルを差せるアダプターがあるとスマホとバッテリーを同時に充電できて便利。
サコッシュにトイレットペーパーとキッチンペーパーをジップロックに入れて防水します。防臭BOSゴミ袋と画像にはありませんが水を入れたスプレーと消毒液を入れて持ち歩きます。
ファーストエイドキットとエマージェンシーキットをポーチに入れてまとめています。 なんとなく使用するタイミングのかぶるモノ同士を1つのポーチにまとめておくと良いです。 耳栓や虫よけ、体拭きシートや小型のツールナイフも入れておいてます。
横尾山荘で宿泊したときに風呂に入れたのでバスタオル的な少し大き目のパックタオルHAND (42×92cm)が活躍 。もう一つの小さめの汗拭きタオル( 25×35cm )はザックに 取り付けてあります。テント泊でのタオルは速乾性の高いものが1つあれば十分ですが少し大きめのをスペアとして持っていくと安心です。
ウェア類
上高地からババ平までは涼しい樹林帯の中を歩くのでさほど紫外線の脅威にさらされることはないですが、ババ平から先は日影がほぼ無いので紫外線により非常に体力を消耗します。ハットやキャップは必修です。日差しが強いと目が疲れるのでサングラスもあると良いです。
Tシャツ短パンでもなんら問題ないですが快適さと安全性を考えると、薄手の長袖と薄手の長ズボンが良いです。アークテリクスのレミージフーディやパタゴニアのキャプリーンフーディといったようなフード付きの長袖は強い日日差しを遮って体力の消耗を抑えてくれます。
長袖シャツの下にドライアンダーを着用します。汗をかいて濡れてもソッコーで乾きあまり臭くなりません。私的には3日間くらいは着たままでいられますが一応スペアをもう1着用意しています。下はファイントラックのボクサーパンツを着用。
日が落ちてくると一気に肌寒くなります。夏山の防寒具はフリースのみで十分という人も多いですが私的には朝方は寒く感じるので薄手のインサレーションウェアを着用します。防寒着としてノースフェイスのレッドポイントベリーライトジャケットを着用。化繊なので湿気に強く雨具の下に着用しても保温性を保てます。
インナーソックスとしてインシンジの5本指ライナーを履くのをおすすめ。足に湿気がこもりにくくなり臭いと靴擦れの発生率が激減します。2日連続履いた程度では不快感を全くと言っていいほど感じません。右と左があるので注意。スペアで右と右を持っていってしまったことがあり大変悔しい思いをしたことがあります。
フィッツのラグドクルーはクッション性とフィット感が高くヘタリにくいのが特徴。クッション性重視だとエクスペディションおすすめですが、夏だと暑いのでミディアムほどの厚さがちょうどいいと思います。
必ずしも必要なものではないですが、手の甲の日焼け対策、コケたときの手のひらのケガ帽子、トレッキングポール使用時の疲労軽減など、あると非常に安心です。
クマ除けスプレー・ホイッスル・鈴
連日クマ目撃情報が寄せられているため念のため熊スプレーと電子ホイッスルを持っていきました。嗅覚の鋭い熊は食材の臭いに反応します。ゴミの臭いが漏れないようにBOS袋とジップロックの小袋に入れてさらにドライサックに入れて臭いもれには入念に対策をしました。
1日目(キャンプ地のババ平まで)
1日目の目的地はキャンプ地のババ平です。自宅から沢渡駐車場まで4時間の運転がなにげにしんどいです。登山道は槍沢ロッジまではほぼ平坦な道ですがテント泊装備を背負っての行程になるのでそれなりに疲労しました。
自宅5:00→沢渡第二駐車場9:30(準備10分)
→上高地バスターミナル10:40(休憩40分)
→河童橋11:40→明神12:20(休憩10分)→徳沢13:20(休憩20分)
→横尾14:40(休憩10分)→一ノ俣15:40(休憩 10分)
→槍沢ロッヂ16:50(休憩10分)→ババ平(17:50)
上高地へのアクセス・沢渡駐車場案内
9:30の時点で沢渡第三駐車場が満車のため第二駐車場に停めました。バスターミナルからは30分間隔でバスが運行されています(混雑時には増発便もある)。コロナ対策のアルコールスプレーの付いた手で切符を触ったら印字が消えて焦りました。
バス路線での工事渋滞が始まっていたために上高地到着が予定より20分ほど遅れました。たぶん工事の始まる8時前にバスに乗れれば渋滞はないと思われます。
バスターミナルに着いたらおなかが減りたまらず上高地食堂で山賊焼き定食を注文。渋滞で出発時間が押しているというのに、空腹には勝てません。
11:40と遅いスタートになってしまいました。半袖と短パン・タイツの恰好でしたが少し暑かったです。
12:20 ほぼフラットな道を歩きあっというまに明神館。観光客の姿が多かったです。カラスに注意。
13:20 徳澤園に到着。オシャレな食堂と抜群にキレイな有料トイレが印象的。いずれここのテントサイトにゆっくり泊ってみたい。妻がソフトクリームを注文していたのでゆっくり休んでいきました。
14:40 2日目の宿泊地の横尾山荘です。陽ざしが強いですが気温はそれほど高くはありませんでした。広くフラットなテント場には多くのテントが張られていて快適そうでした。横尾から先は本格的な登山道になり注意喚起の看板がありました。
15:40 横尾を出発してから1時間ほどの一ノ俣で休憩。10分ほど休憩します。周囲が薄暗くなり始めて少々焦り、ここら辺から全く写真を撮っていません。
槍沢ロッジ着は17時近かったかと思います。テントの受付をして休まずに進んだところ、ババ平までの道が思いのほか急登で登り始めて10分程で完全にバテてしまいました。コースタイム30~45分のところ、体が動かなかったので1時間ほどかかったと思います。槍沢ロッジで十分な休憩をとるべきでした。
17:50 ババ平に着いたものの猛烈に混雑しており、テントを張るスペースが全くありません。仕方がないのでトイレ棟から槍ヶ岳方面に5分ほど歩いた先の河原にテントを張ることにしました。 河原はほとんど整地されておらず岩をどけてテントを張るような感じになるのでメンドウでした。※オレンジ色のテントあたりまでは整地されてます。
18:30 河原は虫が多くテントの中に入ると面倒なので虫よけをスプレーし、いなくなってからテントを設営しました。テントを設営し終えたころに肌寒くなり防寒着を着ました。19時頃夕飯を済ませ明日の準備をして寝ます。シュラフに入ると少し暑かったので掛け毛布のようにしてぐっすり眠れました。
2日目(槍ヶ岳アタックの予定)
2日目はババ平から槍ヶ岳まで行って横尾まで下りてくる予定でした。ですが午後から大雨予報で、雨の中の下山とテント撤収はムリと判断し槍アタックは断念しました。
ババ平7:00(準備45分)→天狗原分岐の手前でUターン9:30(休憩15分)
→ババ平11:00(テント撤収30分)→槍沢ロッジ12:00(休憩60分)
→横尾山荘14:30
7:45 早起きして槍を目指す予定でしたが、午後から天気が崩れる予報だったので槍アタックは諦めて7時くらいまで寝ていました。 トイレに行くとテントがほとんどなくなっていてガラガラ。
9:30 すぐに下山してテントを撤収しても横尾に早く着きすぎるので、とりあえず天狗原分岐手前あたりまで登って引き返すことにしました。グリーンバンドあたりまで登れば槍の姿が見れたはずですが時間がありません。登山道は日差しが強く暑かったですが沢からの涼しい風が気持ちよかったです。
12:00 テントを撤収して槍沢ロッジに着くと12時になりおなかが空いていたのでカレーとカップ麺を食べコーラを飲みました。ロッジの中や外をウロウロしながら1時間も休憩していました。
13:30 昨日休憩した二ノ俣に来ました。
天気が良くて沢沿いの道を歩くのが気持ちいいです。沢沿いの道は休憩ポイントが多数あり足を止めて景色を堪能してました。午後からほんとうに天気が崩れるのか?というほど晴天が続いています。
14:30頃横尾に着いてすぐ雨がポツポツ振り始めました。雨はどんどん勢いを増して土砂降りになってしまいました。早めに引き返してきて本当によかったと思います。次は槍ヶ岳山荘泊まりでアタックしたいと思います。
横尾山荘は相部屋ではありますが2段ベットでプライベートスペースが確保されています。風呂に入れますしウォシュレットも部分的に備えていて、過ごしやすく山小屋初心者の妻も気に入っていました。イビキ声のデカいオッサンと一緒の部屋になると寝れないので耳栓があると良いです。
風呂に入った後、18時に夕食です。おかわり自由なのでごはん3杯いただきました。シールドを備えコロナ対策も万全ですが黙食をお願いされていましたのであまり話さずに静かに食していました。
3日目(横尾から上高地へ)
3日目は横尾山荘から上高地までの平坦な道を戻るだけです。宿泊した山荘の風呂でさっぱりしたのは正解でした。
横尾6:50→徳沢7:50(休憩30分)→明神9:10(休憩10分)
→河童橋10:15(休憩10分)
→上高地バスターミナル10:40(休憩20分)→沢渡第二駐車場11:45
5:45 横尾山荘の朝食。おかずと米が美味くておかわりしました。
6:50 昨日の豪雨がウソのように朝から天気が良いです。
7:50 7時に開店する徳澤園は多くのキャンプ場宿泊者や登山者でにぎわっていました。朝アイスというのもいいもんです。日陰の場所はまだ夜露で濡れています。
行きはいなかったおサルさんに対面。河原のほうにたくさんいました。
10:15 ここまで来ると完全に観光気分になり、河童橋の売店でおみやげを買って帰りました。登山者の姿はまばら。槍ヶ岳まで行っていないのでさほど疲れていないせいかもっと観光したかったですが、帰りの長時間運転を考えるとすぐに帰りたくなりました。
10:40 バスターミナルに着くと停車場に行列ができていました。45分発のバスは見送り、次の便に乗ろうと思って並んでいるとすぐに11:00発の臨時便の運航が決まりほぼ待たずに乗れました。行きと違って工事渋滞はありませんでした。
持って行って良かったモノ
カタダイン ビーフリー
水の補給で全域にわたり活躍。山中そこらじゅうに水道の蛇口ができるようなもので水の心配が激減します。浄水速度も激早なので沢水を汲んですぐに飲める。槍沢のような沢沿いのルートでは重い予備水を持つ必要がなくなるため荷物を軽量化できます。
ニーモ スイッチバックショート
ババ平テント場と休憩ポイントで活躍。パッと広げて寝転んだり座布団のように使えるこれ以上ない手軽さが便利です。マットとしても非常に寝心地が良く断熱性も高いです。岩の上に座る場面が多かったためスイッチバックのようなマットがないと腰とケツが痛くなり困りますね。
押すだけベープ30
ババ平テント場で活躍。虫の多い場所での休憩時やテント場などで結界を作るのに役立つ。蜂やアブの忌避効果も高い。ファミリーキャンプや山行回数が多いと30回分の分量ははすぐになくなるので120回分の購入をおすすめ。
トレッキングポール
カーボンの超軽量トレッキングポールを持っていきました。カーボンのポールは長時間振っても腕への負担が軽いので疲れにくいです。テント泊装備を背負っていても体のバランスが取りやすく疲労軽減に役立ちました。
まとめ
槍ケ岳まで行けなかったのが少々残念でしたがハバ平までキャンプだけでも十分に楽しめました。可能であれば槍ヶ岳山荘もしくは殺生ヒュッテで宿泊する計画が理想的かもしれません。槍沢コースは長距離ですが危険個所はほとんどなく初心者の妻も楽しんで歩いていました。次回は槍ヶ岳山荘に泊ってみたいと思います。
今回GoPro9をレンタルしていきましたが操作方法がよくわからずにいつのまにかタイムラプス撮影になっていたり録画を止め忘れてバッテリーを無駄に消費したりと散々でした。ですけど思いのほか画質と音質が良くてすんごく欲しくなりました。